SNSやFacebookでログインする安全なマッチングアプリが出現によって、その存在感が薄れつつある出会い系サイトだが、ここ数年のあいだで、アラフォー以降の熟女たちの利用者が急増しているという。

◆アラフォーでも“姫扱い”の快感

「肌感覚ですが、出会い系サイトを使う素人女性のなかでも、アラフォー世代がすごく増えていると思いますよ」と語るのは、長年ネットを中心にナンパ師をするK。素人女性の投稿には次のような特徴があるという。

「アダルトな内容ではなく『メル友』や『彼氏』を募集している。今は手軽な出会い系サイトやアプリも増えたので、SNSと同じような感覚で登録しているんでしょう」

　実際に彼は、昨年夏からの半年間で12人のアラフォー素人女性と出会ったとか。

「多いのはやはり既婚者やバツイチ。数年前までは専業主婦が占めていましたが、生保レディからテレビ局員まで職業の幅も広がっていますね。始めたきっかけを聞くと、セックスレスから浮気された腹いせなどさまざまです。あとは子育てが一段落して単純に女性として見られたい願望の人も多いですよ。20代もごく一部はいますが、ほぼメンヘラです」

　そんな理由から出会い系サイトを使い始めて、そのまま依存症のようになる女性も多いという。

「普段は女に見られることが少なくなってきたアラフォー女性でも、出会い系サイトなら男から姫扱いを受けられる。会ったなかには『出会い系を使ったのが旦那にバレて、離婚沙汰になったこともあるけどやめられない』という人もいましたよ。一度快感を知ったら、自分でも歯止めが利かなくなるんでしょうね」

　女性として癒される場が家庭になければ、外で見つけるしかない。彼女たちが出会い系サイトに走るのは、火遊びよりも切ない、女としての切実な渇き故なのかもしれない。