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米ロサンゼルス市議会は10日、ポルノ映画の
投稿者: kenz11

米ロサンゼルス市議会は10日、ポルノ映画の撮影現場でコンドームの装着を義務付ける条例案を採決


ロサンゼルス(Los Angeles)市議会は10日、ポルノ映画の撮影現場でコンドームの装着を義務付ける条例案の採決を行った。エイズ(AIDS)根絶に取り組む団体と同国ポルノ業界の間では、同条例の制定について攻防が続いていた。

条例は来週に予定されている2回目の採決後に議決となるが、今回の採決では11対1でコンドーム装着義務付けの賛成票が上回った。

この度の採決は、長期間にわたり署名活動などを行っていたロサンゼルスのエイズ医療財団(AIDS Healthcare Foundation、AHF)によるコンドームの装着義務付けキャンペーンが奏功したもの。AHFは住民投票の実施を求めるに必要な署名を集め、これを持って市当局に条例の制定を求めていた。住民投票を実施するには多くの資金が必要となる。

採決についてAHF代表のマイケル・ワインスタイン(Michael Weinstein)氏は、ロサンゼルス郊外サンフェルナンドバレー(San Fernando Valley)を拠点とする国内ポルノ業界の「危険な性交渉を助長する機械」を規制するための一歩だと述べた。

一方、看護師で女性ポルノ俳優のニーナ・ハートリー(Nina Hartley)さんは、この条例について反論する。

ニーナさんは、撮影現場での性交渉が30分から1時間ほど続くことがあると述べ、長時間にわたるコンドームの装着による擦傷が更なる感染症拡大のリスクになると指摘した。

米国では昨年、男性ポルノ俳優がエイズ発症の可能性となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)検査で陽性だったことから、数十億ドル規模を誇るポルノ映画業界全体が一時休業状態に陥った。

ロサンゼルスでの映画撮影について許可証を発行する民間の非営利団体、Film L.A.によると、年間合計約4万5500日分を発行する許可証の内、約5%がポルノ映画だという。


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